救急車の中は、クルマなのでうなぎの寝床のようだ

ただ今回、初めて患者として乗ってみて

ベッドの硬いのはちょっとつらいなあと思った


これだと、肺炎で運ばれる老親は大変だったろう


さて、救急隊員の中の一番偉い人は、

市内中心部の有名な病院の名前をいい

そこに依頼をかけるがよいかとdanekoに聞いてきた


願ってもない


danekoでも名を知っている病院である

便秘の腹痛くらいで申し訳ないが・・


そしてラッキーにも受け入れはすぐに確定し

10分ほどの救急車ドライブは終わった


救急外来のベッドに寝かされると

40代くらいののんびりした雰囲気の医者がやってきた


救急のおじさんがdanekoの主訴を説明し

医者はアタマをひねった


便秘ですか・・・

本当に便秘だけなのかな


と医者はdanekoに向き直り、


「検査の方法がいくつかあります

レントゲン・血液検査・CT・・」


CTなんてやだよう

便秘造影してどうすんの?


「CTなんて大げさと思うかな?」

との質問に、danekoはうなずいた。


「まあ、レントゲンくらいは取りましょう」


と、レントゲン室に車いすで移動する

いまや、車椅子の人なんである。。。


ここで、お腹が痛くて仰向けポーズが取れず

ギャーギャー言いながらなんとか撮影終了


医者はすぐその場で画像を確認する

土曜の早朝に、なかなか効率いいではないか


「特にそんなに便は溜まっていないようですね

でも自分の感覚では苦しいんだよね

まあ、出してみますか」


先生、出るでしょうか?


「うんそりゃやってみないとわからないけど

・・産みの苦しみっていうかねえ。。」


などとまた、のんびりしたセリフを吐きながら

重症便秘女のdanekoは

そんなものしか産めないことが恥ずかしくなった


念のためか、先生はdanekoのお腹にゼリーを塗り

エコーを見ていたが、


「あ、これは入れなくていいよ。なかったことにして」

と看護師さんに指示していた

何も見つからなかったのだろうか・・


・緩下剤(ごく軽いもの)

・痛み止め

・整腸剤

の処方を決め、ひとまず一件落着。


「食事をとってないだろうから入院して点滴しない?」

とのお誘い?を断ると

「だいじょうぶ? 自分で栄養取れる?」

と心配してくれる。


ゆるいけど、いい先生のようだ。


「え? ご主人が来るの。

じゃあそれまでここにいていいよ」


とのやさしいお言葉に、

早朝の大分の街に放り出される危機も去ったdaneko


しかし、お腹イタの危機はまだ

去ったわけではなかった。。。