モニター画面にdanekoの受付番号が点灯する

診察室入室OKの合図である


この超豪華病院では

あくまで名前は表示されず

その日、総合受付で割り振られるナンバーで

すべてが進んでいくのだ


これなら有名人や芸能人も来やすいね・・

(東京の本院では芸能人多いんだって)


診察室の中に入ると

小柄な女性が座っていた

看護師は同席していない


「どうでしょうか、今日は」

との問いかけに、danekoは開口一番

抗生剤を違うものに変えて欲しいと伝えた


「そ、それは処方ですから変えるわけには」

との常套句が返ってきたので


・少し飲んですぐ下痢をしたこと

・あまりの激マズでこれ以上飲めないこと

・シロップより錠剤がいいこと


をかいつまんで話した


が、目の前の女医は応じない

後で考えれば

彼女はdanekoに対する処方権限がなかったのだろう


しかし、言下に断られてしまったdaneko

ちょっと困ってしまったではないか


だ:あの〜ちょっと待ってください

では、お薬が絶対にこれでないと駄目だと

日本中でこの抗生剤以外に私の体に合う薬はないと

私が納得できるようご説明いただけませんか?


と、振ってみた

生意気な患者だと思ったのだろう

女医の態度は一気に硬化した


しかし、こんなところで引けるか

勝手に性病にされたあげく

薬さえもヘンなバナナ味しかダメだなんて!


danekoはなけなしの自分のおカネで

診療を受け、薬代を払っているのだ

その中身は、

自身の納得のゆくものでなければならぬ


「クラミジアにはこのお薬なんです」


と来たので


だ:お言葉ですが、クラミジアなんて

診断を受けた覚えが全くありませんが


そう、優男医師も

内心そうだろうとは思いつつも

danekoのカラダの症状と合わないので

昨日は診断を避けて病名を言わず

バナナ味を処方したのみであった


ったく、

だったら検査して確定してから言ってみろって


と内心毒づいているdaneko

しかし、このおねーちゃん相手に

ケンカはすまいと決めていた


向こうはもう応戦体制かもだけどね笑


danekoの勢いに、女医は黙ってしまったが

表情には

「この性病女が何を言う・・」

というような不敵な見下し感があった


まあまあ、まだまだ人生経験不足である

診察室の中には

バチバチと火花が飛び散っていたか


優男医師が見たならば

驚いてトンズラしたかもしれない。。


danekoはわざと笑顔を作り

「Gの錠剤に変えるのはできるのではないですか?」

とプランBに切り替えて言ってみた