女医は(これが差別用語でないことを祈る)

「お薬を変えるとお金もかかりますから」

などという


へえええ〜

こんな超豪華病院で

錠剤の薬代くらいケチる患者がいるのかな?


しかも普通は

danekoと違って保険診療なのである


昨日の領収書には

「なんちゃら加算」

「かんちゃら加算」

などと、普通の病院では取らないような

不思議な加算項目があったが

(ソファー代か)


まあ、トイレもキレイでねーちゃんは優しいし

クラシック・ピアノに心も和む

ちょっとくらい診察費が高めでも

いいんじゃないの?と

danekoは思っていたのだった



冷淡な看護師の病院で

似たり寄ったりの金額を支払うなら

アメックスの使えるここがずっといいゾ

(自費のやけっぱちかも)


だ:病気になれば多少のお金はかかるものです

そんなことは承知しています


ったく、生活保護と間違われているのかな

薬代が出せないだろうって??


女:国の医療費を無駄遣いできませんから

お〜、面白い論点ではないか


だ:私は全額自費です

国の保険のお世話にはなっていません


というと女医はびっくりした

danekoが無保険の民だと知らなかったのだ


「しかし錠剤はお出しできませんね」

女医はハッキリとdanekoに告げた


だ:そうですか。では他の抗生物質という線は

女:無理ですね

だ:そうですか。

ではもう、抗生物質を飲むのはやめておきます

そして次回、○○先生(やさ男医師のこと)と

お話して今後のことを決めます


と、

もうdanekoはこのおねーちゃんと関わるのを

諦めたのであった


が、女医は薬が要らないというdanekoにまた驚く


まあ、そんな患者めずらしかろう

しかし、薬なんてどうにかなるのよ

それにセカンド・オピニオン行くかもだし

無理やりここであのヘンな

バナナ味の錠剤版に執着することもない


女:○○先生は次回、2日後です

だ:ではそれでお願いします

女:あ、ただこの日は診察はしないのかも

内視鏡室に詰めているかもしれません


出たゾ、言い訳モード

優男医師にdanekoをあわせたくないのだろうか


だからって、アンタの診察はもうお断りよ

貴重なおカネと時間の無駄になりそうだ

と、danekoは判断した


だ:診察が100%できないのでしょうか?

女:そういうわけではないんですが

予約してもお待たせすると思います

だ:別に、待ちますけど

(どうせ、ビョーキで生産的なことはできないのだ)

女:(根負け)では予約を入れましょう


ハア〜何をするにも時間がかかるよこのヒト

研修医かって。。。


danekoは予約表をもらうと

それをお宝のようにバッグに入れ


「それでは」

と頭を下げて笑顔で部屋を出た


もう二度と合わないと思うけど

ケンカをしたら優男医師に伝わるであろう

そうなれば

医者の味方は医者

danekoはタダのクレーム患者になってしまう

(タダのクレーム患者だけどね・・)


ここは穏便におさめ

言いたいことは明後日、

優男医師に言えばいいのだ


danekoはまたまた車いすに乗り

会計エリアまで押してもらう


ここでは看護師だけでなく

受付や案内係の人が車いすを押してくれるので

ちっとも不便がない


やはりなんちゃら加算を払い

医師を選べばなかなかいい病院なのである

(誤診はダメだけどね)