さあ、性病の疑いも晴れて

この日は同居人が看病?に来てくれるという


家は散らかってるし、ホコリも溜まってきており

同居人の手助けを期待していたdaneko


それに

デパ地下で買ってきてほしいものもあった


なのに、夕方現れた同居人は

徒歩10分のところにある

ひとり暮らしの老人御用達スーパーに

いそいそと出かけていったではないか!


danekoは

なだ万の茶碗蒸しと

モロゾフのプリンが食べたいといったのに

なぜ、街のスーパーなのだ!!


あそこにdanekoが食べるもんなんかない

とか細い声で言ったのだが

同居人の決心は固かった


danekoはがっかりしてふて寝していたら

同居人はいそいそと袋を抱えて返ってきた


スーパーのほかコンビニ2件も回ったという

danekoには、

穴子茶碗蒸しというのを買ってきていた


ええ〜! スーパーの穴子なんて魚臭そう。。

と言ったら、上澄みだけ食べればいいと言う

残りは同居人が食べてくれるそうだ


そういう本人

鯖のハラコを蒸し煮した惣菜を買ってきており

たいそうプリン体が豊富そうで呆れる


だが、穴子の茶碗蒸しは半分ちょっと食べた

こんなにしっかり食べたのはビョーキ以来初めて


これまでは、

カットフルーツかお粥ほんの少し

ウェルチのピンクグレープフルーツジュース

くらいしか食べていなかったのだ


同居人の旺盛な食欲を見ていて

つられたのだろう

その後、トイレに行ったが

なんだかビョーキが嫌がっているような気がした


やはり食べるのはいいことなのだ


が、同居人は

掃除も洗濯もする気はなさそうだったので

daneko宅は散らかったまま


洗濯はなんとか自分でしていたけれど

干すのもけっこう体力消耗するので

やってもらえたらなあ、と期待していたのだ


ま、早く元気になって

自分で掃除するしか無いのだと悟る


お腹イタなのに

同居人になぜかお茶を入れてあげながら・・

自分は禁カフェインだから飲まないんだけど

彼はカフェインたっぷり緑茶が大好きだから

自分は飲まない緑茶を入れる。。。


オトコって、役に立たないんだなあ

やっぱこの人に介護してもらうわけにはいかぬ

適当なヘルパーに丸投げされるに決まってるゾ

なんとかして、この人よりも後に死ななければと

danekoは未来の皮算用をしていた