「じゃあ私は日勤の者に引き継ぎして帰ります
何かあったらコールをしてくださいね」
danekoに3種類の薬を飲ませると
冷淡な看護師は勤務を終えて帰っていった
しめた!
これでもっと優しい看護師さんがやって来るかも〜♪
と喜んだのもつかの間、
ものすご〜いゲーリーな感じがやってきた
は、早い!!
さっきなんちゃら緩下剤を飲んだばかりなのに
すわもう、トイレ行き?
まさかね。。。
とタカをくくってエビ寝していると
とんでもないゲーリー信号がまたやってきた
いかんいかん、
でもトイレの場所がわからないよう(泣)
danekoがコールボタンを押すと
ほどなく看護師さんが現れた
あの〜、トイレ行きたいんです
と言うと車いすに載せてくれ
処置室のもう一つ奥の扉を開けて
車いす用トイレに連れて行ってくれた
ありがたい
が、中までついてこられても困る
と思っていたら、
「終わったらそこのボタンで呼んでくださいね」
とのことだったので、ほっ。。
しかし、恐るべき効き目の速さ
ふだん西洋薬を飲まない身には多すぎたのか
な〜んて悠長な考察は、この時だけ
その後、danekoはひっきりなしに
処置室の狭くて硬いベッドと車いす用トイレを往復することになった
冷淡な看護師はもう消えており
コールを押すと優しい看護師さんが来てくれる
が、車いすを用意してもらっていくより、
自分で廊下を歩いて行ったほうが気を使わずにすむ
と、3回めからは自分で行くことにした
せっかく痛み止めの薬を飲んだのに、
ゲーリーのせいでお腹イタも収まらず
いまや立ってもエビのようなdanekoは
土曜朝の病院の廊下を
お腹を押さえて行ったり来たりしている
廊下の手すりなんぞというものが
こんなにありがたい存在だったとは知らなかった
手すりサマサマ
車いす用トイレさまさま
である。。
廊下に立っているボランティアのおじさんが
心配して声をかけてきた
(ほっといて、急いでるんです1)
などと言えないので
車いすを用意しましょうというのをやんわりと断る
そんなものに乗っていたら間に合わないこともあるゾ
それほど逼迫したゲーリーだったのだ
もう処置室の狭くて硬〜いベッドに横になる暇もなくなり
茶色いホテルの寝間着を着たdanekoは
お腹を折ってトイレ詣でを続けていた
見舞客の目線などもう気にしないのだ。。。