少し日付は戻るのだが
例の女医とのやり取りの中で
danekoは大腸カメラを強要されそうになったのだ
女医: え〜、次回は○○先生が
大腸カメラをやってみようと言っています
だねこ: は?大腸カメラ?聞いてませんけど
女: 大腸にも感染しているのではとの疑いがありまして
なんだって〜?
daneko、疑いレベルでカメラは飲みたくない
だ: CTで見ているはずじゃないですか?
大腸カメラってものすごく痛いんですよね
女: いえ、今回見たいのは直腸からS字結腸まででして
と、腸の写真を見せながら言う
女: カメラが痛いのは腸の曲がった部分で痛むのですが
この区間ですとほとんど痛くないと思われます
ウソこけ!!!
信じないゾ!!
だ: あの〜先生、私は大腸カメラはしません
女医はちょっと憤慨した表情になった
お医者様のありがたい提案を断るなんて・・
とでも思っているのかな??
断るよ、そんなもん
だいたい性病判定に基づく大腸カメラ検査なんだから
なけなしのおカネの無駄だ
女: 断るなんてそんなことはできません
だ: ま、とにかく明後日○○先生とお話したうえで
そうそう、
このアタマの硬いおねーちゃんといくら話したって
建設的な結果に行き着かないのよ
と、どうにかこうにか誤魔化し
診察室をあとにしたのだ
もちろん女医は不満そうであった
(知るか)
人生いろいろ、医者もいろいろ、である
一年半、老親を介護する中で
父親は入退院を7回ずつも繰り返していた
素晴らしい先生もいた
拝みたくなるようなヒューマニズムにあふれた人も
無愛想だけど確かな腕の先生もいた
温かいものが底に流れている若い医師も
かと思えば
口だけうまいが腕は??な先生もいたし
あっちゃーだけどどうにか転がしてこちらの要望を通した医師も
中には休日午後に無理やり肺炎の父親を
救急に運ばせようとした??な医者もいたし
(一晩待って元の受け入れ先に連れて行くよう頼み倒した)
とにかくdanekoはいろんな医者を見過ぎていて
「医者」というひとことで医者を語るのは無謀
ということだけは学んだのだった
ま、とにかく、だ
大腸カメラはやらない
と決めて帰路についたdanekoだったが
次回、病院受付に診察券を出したら
「danekoさ〜ん
本日は血液検査と大腸カメラのオーダー入ってまーす」
と明るい声で言われるかもしれないゾ
絶対に絶対に断るのだ
なんなら車いすを捨てて逃亡だ
と、danekoは刑務所を逃亡する囚人さながら
逃亡計画を立てていたのだった